< 20th Men's Junior Handball World Championship >

<<第20回男子ジュニア世界選手権 >>

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7月29日(水)

President's 
Cup 17-18位戦  
日本 24 (14-14, 10-14) 28 セルビア       スコアシート 
D5位                 B5位 
 
   戦評: プレジデントカップ(17位決定戦)を掛けた、今大会ラストゲーム。
 ユース時代に大差で負けている相手に勝利したいところ、スタート、左利きのサイドに飛び込まれ、先取点を奪われる。
日本は、吉野の速攻で追いすがるもシュートミスが続きリズムに乗れない。斎藤のサイドシュート、原田の速攻からロング、
水町のサイドシュートで食らいつくが、セルビアのポストにチェンジ際を狙われ、失点が止まらない。徳田の速攻で退場を誘い、
追い上げムードになり、遂に徳田のロングで同点に追いつき、前半を折り返す。
 後半、前半終盤の流れをそのままに畳み掛けたいところだが、相手ゴールキーパーに日本シューターの癖を見抜かれ、
シュートミスから逆速攻を決められる。吉野の連続得点、藤村の強引なプレーで相手の退場を誘い、追い上げたいところを
サイドシュートが決まらずミスから速攻も決められる。ラスト3分3点差を追い上げる形でオールマンツーに出るも、ボールを
コントロールされ、世界選手権最終戦、勝利で飾ることができなかった。

 
   個人得点:徳田:10点、吉野:5点、田中:4点、齊藤:2点、原田・水町・玉川:1点

7月28日(火)

President's 
Cup 1回戦  
日本 28 (12- 9, 16-10) 19 アルジェリア       スコアシート 
D5位                C5位 
 
   戦評:予選リーグ1勝1分3負D組5位となり、プレジデントカップに回る。
 スタート、藤の速攻とロングで先取点を奪うが、相手も日本DFの隙をつきサイドシュートを決めるも、お互いにミスが続き
流れを掴めない。日本は、相手が退場者を出した隙に、岡松のサイド吉野が速攻とカットインを連続で決める。さらに、
田中・水町がステップシュートを決め11?8とリードを広げ、岡本の好セーブも続き12?9と前半を折り返す。
 後半も岡松のサイド、玉川の速攻、西出の7mt阻止で波に乗る日本だが、疲れが見え始め、安易なポストパスをカット
され相手に流れが行きかける。しかし、この日絶好調の岡松のサイド、田中のカットインで再び流れが日本に。岡本が
ロングシュートをセーブし、藤のロング、カットイン。さらに、交代して入った友兼も好セーブ。最後は、流れるようなパス回
しから斎藤がポストシュートを決め、危なげない試合運びでプレジデントカップ1戦目を勝利した。

 
   個人得点:田中:8点、岡松・藤:5点、玉川・徳田:3点、吉野:2点、齊藤・水町:1点
   

7月26日(日)

予選D組   日本 32 (17-10, 15- 9) 19 ウルグアイ       スコアシート 
1勝3敗1分             5敗 
 
   戦評: 世界選手権で何がなんでも1勝をあげたいところ。
 岡本の好セーブからエース徳田のカットイン、キャプテン田中の速攻、藤のカットインで3?0と主導権を握る。岡本が
サイドシュートをシャットアウトし、藤のロングが決まる。相手は、ポストにボールを集め、12?6、日本に退場者が出るも、
交代して入った友兼の活躍により流れを渡さない。一方日本は、相手に退場者が出たところを原田の連続ゴールで突き
放し前半17?10で折り返す。
 後半スタート、この日、絶好調の岡本が前半同様にサイドシュートをシャットアウト。徳田の速攻、岡松カットインが7mtを誘い、
田中がきっちり決めて19?11とする。相手のタイムアウト後、メンバーを入れ替える。日本は、ポストを守れず退場者を出すも
岡本の好セーブで流れを渡さない。しかし、日本は、シュートミスが続き、流れを掴めない、藤村の強引なカットインで24?14。
相手が退場者を出した隙に藤村のカットイン、楳木の速攻、水町のカットインで畳み掛ける。日本も、ポストが守れず退場者が
出る。日本が6人に戻ったところを今野のスピード速攻、安部サイドシュートで攻撃の手を緩めず、世界選手権、初勝利を飾った。

 
 
   個人得点:田中:5点、藤・吉野:4点、齊藤・今野・徳田:3点、岡松・原田・安倍・藤村:2点、楳木・水町:1点
   


7月24日(金)

予選D組   日本 26 (12-22, 14-13) 35 ノルウェー       スコアシート 
3敗1分                2勝2敗 
 
   戦評: 地元ブラジルの声援を受けながら運命の第4戦が始まる。
 日本の攻撃がシュートミスで終わると、ノルウェーが速攻で真ん中からロングを叩き込む。大型ポストをサイドに
置かれ、一人寄せられ、真ん中の利き手側からロングを決められる2?0される。日本も負けじと徳田ロング、速攻で3?2とする 
日本シュートミスから再び真ん中から速攻、左バックの1対1から失点が止まらない、今大会ラッキーボーイの原田ステップ、
ロングで応戦するも10点差で前半を折り返す。
 後半、スタート徳田のロングで反撃の狼煙を上げるが、相手も前半同様、真ん中から速攻や左サイドに展開し攻撃の手を緩めず、
引き離しに掛かる。途中出場の堀がロングを連続で決める。相手も疲れが見え始め枠外シュートが増えると、田中のロング、楳木
の速攻で諦めないで加点する。日本は、DFを3:2:1にし、堀のサイド、徳田のロング、田中、岡松の速攻で巻き返すも26?36と
決勝トーナメントを阻まれる敗戦となった。
 明後日のウルグアイ戦に勝って、片目を開けたい。

  
   個人得点:徳田:9点、原田・堀:4点、田中:3点、齊藤・岡松:2点、藤・楳木:1点
   

7月23日(木)

予選D組   日本 24 (11-20, 13-23) 43 ドイツ       スコアシート 
2敗1分                3勝 
 
   戦評:身心共に疲労が見え始める国際試合第3戦、相手は、ヨーロッパチャンピオンのドイツでゲルマン魂と大和魂の
対決となる。
 スタート、徳田のスカイで先取点を上げるが、ドイツも1対1でなだれ込み取り返す。藤のロング、岡松の速攻で3?3同点
とし、日本のスピードについて来れず、ドイツは、退場者を出す。しかし、日本DFの間を割られ、ポストへのパスをカットをされ
逆速攻で5?9とされる。テクニックミスと退場から連続得点を許し、前半9点差のビハインドで終える。
 後半、スタート、ドイツは、ロングシュートを打ち込んでくる。日本も負けじと徳田ロングで応戦、ドイツが退場者出すも、日本が
サイドの2対1の判断ミスにより追い上げられない。逆にドイツは、日本のサイドDFの牽制をさばき、サイドシュートを連続で決める。
日本も田中、原田が真ん中からステップシュートや水町のサイドシュートで応戦するも、大差の敗戦となった。
 
 
   個人得点:田中:5点、原田・徳田:4点、藤:3点、齊藤・岡松・水町・玉川:2点
   

7月21日(火)

予選D組   日本 27 (17-14, 10-13) 27 エジプト       スコアシート 
1敗1分                1勝1分
  
   戦評: ユース時代に36ー38で負けている相手で、日本として何がなんでもリベンジしたいところ。
 スタート、ポストに吸い寄せられカットイン、シュートブロックで逆速攻を受け2?0とされる。その後、DFの足が動き始め、
徳田・田中の速攻で振り出しに戻す。中盤、攻撃のリズムが悪くなり、大会関係者に評価の高い原田を投入すると、小気味の
良いロングが決まり、流れを引き戻す。そこから徳田の連続速攻、吉野のロング、原田のステップ、岡本の好セーブにより3点
リードで折り返す。
 後半スタート、原田のロング、吉野のカットイン、徳田のロング、川島の速攻で22?16とリードを広げるが、相手のポストや
速攻で3点差に詰められる。日本が、退場者を出してしまい、相手に速攻で押されるも、友兼のフアインセーブで踏ん張る。
2枚目の1対1を狙われ失点が続き、藤のロングで応戦するも、再び退場者を出してしまう。1点差の攻防が続き、田中が
カットインを決められ、ラスト1分半、サイドシュートを飛び込まれて退場7MTを決められる。5人の攻撃も点が取れずラスト
30秒守りきれば勝利だったが、最後、間をわられ7MT、ノータイム7MTを決められ同点となる。
 2試合連続で大陸王者と互角に渡り合う死闘を繰り広げた。

 
   個人得点:徳田:10点、原田:5点、藤:3点、齊藤・吉野・川島・田中:2点、玉川:1点
   

7月19日(日)

予選D組   日本 30 (15-14, 15-17) 31 ブラジル       スコアシート 
1敗                  1勝
  
   戦評: ホームブラジルとの開幕戦、完全アウエー状態、会場は、ウエーブが起こる独特な雰囲気の中でスタートする。
 ブラジルのリーチを生かした5:1DFにリズムが取れない。しかし、玉川の速攻から徳田3連続ゴールでリズムを取り戻し、
田中のカットインで6?3とリードするが、日本に退場者が出たところをブラジルも息を吹き返す。しかし、吉野、原田、楳木の
活躍により3点のリードを保つも、大型選手に利き手側からシュートを決められ、ジリジリと追いつかれる。川島のゴールで
1点リードで前半を折り返す。
 後半、ミスから一気に追いつかれる。徳田、原田の活躍により、再びリードを奪うも、ブラジルの体を張った1対1、ポストなど
で同点とされる。藤村の身体を張ったカットインで再び逆転、経験豊富なメンバーを投入するも1点差をもぎ取ることができず
開幕戦を白星で飾ることができなかった。
 次戦は、ユース世界選手権でエジプトに負けているのでは、必ず借りを返したい。

 
   個人得点:徳田:9点、原田:6点、吉野:4点、川島:3点、田中・玉川:2点、岡松・藤・楳木・藤村:1点 
   

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