≪ 第15回女子アジア選手権(2015年世界選手権予選) ≫

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3月23日(月)

  決勝  日本 22 ( 8-18, 14-18) 36 韓国
A2位               A1位
       戦評:
 決勝は今大会2度目の韓国戦。予選ラウンドでは後半序盤まで互角に戦ったものの、最後は
20−32と大差をつけられての敗戦。一矢報いようと意気込んで挑んだ。
 前半は防御においてCBに対しマッチアップする場所が低く、展開される段階でさらに低くなって
しまい、間を取られるケースを多発させ、そこからのポストや、確率の高いサイドなどにつなげられ
てしまった。また、戻りの局面での選手交代の隙を巧みに狙われ攻撃の起点をつくられてしまった。
立ち上がりで0−2とされ、1−2とするも1−6とされてしまう。攻撃においては相手防御の裏を攻め、
ポスト、サイドへの展開が連動するようになり4−8まで追い上げる。しかし、その後韓国はエリア際を
固めた6:0に変更。間を割ることができず攻撃が停滞し5−15まで離されてしまう。攻守共に修正を
はかり8−16まで戻すが、その後2連取され前半を8−18とされる。
 後半開始後も効果的なシュートチャンスがなかなかつくり出せず3連取され8−21となる。その後、
一進一退となり13−25まで続くが、3連取を許し、13−28とされる。そこから意地を見せ3連取して
流れをつかむが、ここで韓国は大型で重量のあるポストプレーヤーを2枚入れる攻撃に変更、これに
押し込まれ次々と7MTとされてしまう。その後も、防御、攻撃ともに工夫をするが点差を縮めるには
至らず22−36で敗戦となった。
  
     個人得点: 横嶋(か)・藤井:5点、本多:4点、横嶋(彩)・川村:2点、錦織・角南・東濱・田邉:1点

3月21日(土)

  準決勝  日本 37 (17-11, 20-10) 21 カザフスタン
A2位               B1位
       戦評:
 準決勝の対戦国はカザフスタン。過去の対戦データと照らし合わせ様々なケースを想定するが、まず
第一に相手のエースヒッターを抑えること、次にそこに連動していくプレーを寸断することをテーマに
スタートすることにした。また、データにない新たな選手もいることからあらゆることに警戒しゲームに
入った。
 日本のスローオフでスタート。相手の防御は5:1でトップが活発に動くシステム。日本はアウトスペース
を強く攻め、カットイン、サイド、ポストとバランス良く得点できる理想的なOFを展開していく。守ってはLB側
に特に強く牽制をいれる積極的な防御でスタートする。しかし、警戒していたエースを捕まえきれずに10分
で7−6、うちエースの得点が4点でエースのフォローからプラスワンになる得点が2点という流れとなる。
そこで、エースのマーク以外はスイッチを多用するシステムに変更した。ここからミスを誘うことに成功し
3連取して16分で10−6。退場者をだす場面もあったが21分から2連取・3連取で17−11で前半を終える。
 後半は相手の強くて重いプレーに負けないで足を運ぶことなどを念頭にスタート。8分までに2連続失点を
2度うけてしまい16−20まで詰められる。しかしここからしつこい守りで相手のミスを誘い、13分までに
4連続得点で24−16とする。さらに19分から25分に決定的な6連打で32−19とした。その後もコートに
入るメンバーが次々に活躍し37−21で終了。
 決勝進出を果たすとともに世界選手権の出場権も獲得した。決勝の相手は韓国。予選リーグの戦いから
修正して臨みたい。
  
     個人得点:本多:8点、藤井:7点、田邉:5点、田中:4点、横嶋(か)・東濱・川村:3点、塩田:2点、
       石野・錦織:1点

3月19日(木)

 Aグループ 日本 20 (15-16, 5-16) 32 韓国
2勝1敗               3勝
       戦評:
 予選リーグ1位を決める最終戦の対戦国は韓国。承知の通り今年度のヒロシマ国際、アジア大会と
いずれも敗れており、特にアジア大会では前半に勝負を決められた内容だっただけに、それ以降の
取り組みを確かめる意味でも重要な位置づけの試合となる。まずはスタートを最重要視し、自分たちの
目指すアグレッシブなゲーム展開に持ち込むことを狙って試合に臨んだ。
 日本は積極的なオープン防御でスタート。対するする韓国も積極的なオープン防御でスタートした。
序盤、韓国はCBを中心に鋭い1:1で間を強く割って攻めてきたが、日本も攻撃的なカバーで簡単に
プラスワン状況にさせない。一方、日本は攻撃でパス&ランで韓国の防御ラインの段差やアウトスペース
を積極的に攻め込み、23分に13-11と日本がリード。その後返され15-16の1点ビハインドで前半終了。
押し込まれての7MTやCBを厚く守ったときのRBの防御に課題を残した。
 後半は日本の2連取でスタート。一気に逆転し4分で18-17とした。ここで韓国が防御を消極的な6:0に
変更。日本は攻撃で効果的なシュートに持ち込めなくなってしまい、つくったチャンスも相手GKに弾かれて
しまう。その間、相手の力強い割り込みや大型ポストの押し込みで7MTと退場が続き、9連続失点し20分
で26-18まで一気に離されてしまう。その後も必死に戦うがCBとRBを止められず、最終的に32-20で試合
終了となった。
 これで予選リーグ2位となり、準決勝はカザフスタンとの対戦となった。
  
  個人得点:横嶋(か):6点、藤井・原:3点、本多・田中・松村:2点、東濱・永田:1点

3月16日(月)

 Aグループ 日本 51 (30- 4, 21- 4) 8 インド
2勝                 1敗
       戦評:
 予選リーグ2戦目はインド。インドは今大会の初戦であるため、過去の情報から想定されることを確認、
また何よりも日本として突き詰めていきたい課題を、前日のゲームより抽出し、その克服も含めてイラン
戦に臨んだ。
 日本は前戦と同様、積極的で予測的なオープン防御でスタートした。速攻を中心に6分29秒には8-0と
するが、意図的な防御プレーになっていないことから、徹底すべきことの再確認のためタイムアウトを申請。
そこから松村の速攻をはじめ全員がよく走り23-0までリード、前半を30-4とする。
 ハーフタイムでは戦い方と戦術の確認し、後半はプレーの精度を上げていけるようベンチを含めた全員で
指摘し合いながら臨んだ。原、錦織らを中心にお互いが内容を厳しく求め速攻、セット攻撃とも共通理解を
より深めていく30分とし、51-8で2戦目を勝利した。
 
  個人得点:原:10点、松村:9点、錦織:7点、相澤:5点、東濱・川村:4点、藤井・永田:3点、
       本多・田中・石野・横嶋(か)・横嶋(彩)・角南:1点

3月15日(日)

Aグループ  日本 45 (24- 5, 21- 6) 11 イラン
1勝                 2敗
       戦評:
 大会初戦の相手はイラン。前日のスカウティングをふまえてイランの特徴と対策をミーティングにて
確認し、その上で日本の特徴である機動力をいかしたゲーム展開に持ち込もうとゲームに入った。
 日本の予測的かつ積極的な防御が前半スタートから機能し、キャプテン高橋の速攻をはじめ、つぎ
つぎと得点を重ね7−0とする。途中、広いスペースでのポストプレーを守り切れない場面が見られた
が、直ちに修正し、ペースをわたさない。前半15分以降はメンバーを入れ替え、防御ではラインコント
ロールを重視したシステムに変更、攻撃では田中、藤井をはじめ全員が持ち味を発揮し着々と加点、
前半を24−5とした。
 後半もスタートから前半同様、速攻で得点を重ね主導権をわたさない。セット攻撃になってもカットイン
を主体にした攻撃で確実に得点を重ねた。途中、相手の危険なプレーや理解に苦しむジャッジ等もあった
が、それらも含めて対応し、45−11で1戦目を勝利した。
 
  個人得点:錦織・横嶋(彩)・原・川村・松村:5点、横嶋(か):4点、藤井・角南・相澤:3点、
       本多・田中・石野:2点、永田:1点

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