2003年アテネオリンピックアジア予選 兵庫/神戸大会
〈試合戦況〉


【大会第1日目 9月23日(火)】    【大会第2日目 9月24日(水)】     【大会第3日目 9月25日(木)】

【大会第4日目 9月26日(金)】    【大会第5日目 9月27日(土)】    【大会第6日目 9月28日(日)】



【大会第6日目 9月28日(日)】

<男子第6戦> 韓 国 33 - 21 中 国

  〜韓国圧勝、アテネ行きの切符を手に!〜

 試合開始から韓国は中国の4番ファンを徹底的にマーク、ディフェンスの足さばきもよく、中国に攻め入るスキを
 あたえない。一方中国はプレッシャーからかミスによる失点、そして韓国の13番ユンの突き刺さるようなシュートが
 随所に決まり韓国が前半戦14−7で中国に大きく水をあけた。
 後半に入り中国は10番ツウのサイドシュート、カットインシュート等で粘りを見せるが、韓国のエース13番ユンを
 中心とした攻撃は前半以上に冴えを見せ、中国ディフェンス陣を圧倒、結局33−21で韓国が圧勝した。

<女子第5戦> カザフスタン 24 - 22 日 本 

 〜日本、健闘するも一歩及ばず 〜

 立ち上がり日本がシュートをはずすや、カザフスタンは3番ゾーリナのポストプレーで7mスローを誘い、14番
 イェグノヴァが確実に決めるというパターンで前半10分で4−1とリード、主導権を奪った。
 その後日本は手渡しプレーをまじえたセットプレーで得点するも、カザフスタンのポストプレーを守りきれず、
 なかなか差が縮まらなかった。
 開始20分後から日本はディフェンスラインを上げる一方、カザフスタンはカットインプレーで対抗。そして前半
 終了直前、カザフスタンの緩慢なプレーに対して6番大石の速攻が決まり9ー9の同点で前半を終えた。
 後半になるとゲームは一気に白熱し、スピーディーな展開で両チーム得点を重ねる好ゲームとなった。しかし、
 日本の6番大石が3回目の退場で失格のあと、終了5分前にはGK坂本が負傷退場。日本は無念のタイムア
 ップの笛を聞いた。
 カザフスタンGKトラブニコバの好セーブと、日本の健闘が印象的であった。



【大会第5日目 9月27日(土)】

<男子第5戦> 日 本 31 -  24 中 国

 〜日本快勝、中国を下すも明日の結果待ち 〜

 会場を埋め尽くす日本の応援団の大歓声の中、試合開始。互いにやや固い立ち上がりから、まず中国が長身を
 生かしたポストプレーでリードを広げた。日本はGK坪根の好キープとサイドの下川の体を張ったプレーで10分に
 は5−4と逆転する。その後も日本は両サイドをいかした多彩な攻め、7mスローを広政が確実に決め、ディフェンス
 もGK陣の活躍などで得点差をキープ、前半を15−10の5点差で終えた。
 後半に入り、中国はステップシュート等を使い反撃を試みるが、日本ディフェンス陣は落ち着いてこれに対応、攻め
 ては内田、下川の両サイドが、セット、速攻と活躍。残り9分には宮崎の速攻が相手GKと接触しながらもシュートを
 決めると、その後池辺も続けて得点、得点差を10点とした。しかしその後は中国は7mスローを着実に決めるなどし
 てなかなか得点差が開かない。最後はノータイムの笛と同時に宮崎のゴールが決まるも、後半の得点差はわずかに
 2点。結局31−24試合を終了し、明日の中国対韓国の結果待ちとなった。



<女子第5戦> 韓 国 21 - 21 中 国

 〜中国、接戦の末引き分け、アテネへ 〜

 中国のスローオフでゲーム開始。中国はボールカットからの得点、一方の韓国は7mスローの得点で各チーム1点目を
 入れた後は、中国は10番シャシャの豪快なシュート、韓国は7番ソ・ヒの素早い動きを中心とした攻撃でお互いに得点を
 重ねた。途中からは中国のパスミスや、互いのゴールキーパーの好守で得点が止まるが、17分過ぎから互いに連取しあい、
 前半は10−9の韓国の1点リードで終わった。 後半は10番シャシャの3点連取で中国が逆転、韓国も相手ミスから7番
 ソ・ヒの速攻などで5点連取し再逆転する。その後は一進一退の攻防が続き、20分の時点では19−19の同点となる。
 1点リードされた中国は残り10秒で3番ユンのポストからのシュートが見事に決まり、同点でゲーム終了、アテネへの切符
 を手に入れた。



【大会第4日目 9月26日(金)】

<男子第4戦> 韓 国 40 - 27 チャイニーズタイペイ

 〜韓国、チャイニーズタイペイを圧倒 !〜

 主砲ユンを欠く韓国であるが、ディフェンスからの早い攻めやペクの10得点等で前半を21対12と大差で折り返す。
 後半にはいると、互いに得点を取り合う、大味なゲームとなったが、攻撃力で上回り、かつ多彩な攻めの韓国が、
 チャイニーズタイペイを押し切った。



<女子第4戦> 韓 国 24 - 24 日 本

 〜日本、健闘もむなしく!痛恨のドロー〜

 立ち上がり、オーバー・ステップ等ミスが目立つ韓国に対し、日本はNo.11早船のミドル・シュート等で着実に加点し、
 前半10分で6対3と日本は3点のリードを奪った。しかし、韓国も、ポスト攻撃や速攻等で徐々に差を縮め、15分過ぎには
 8対8のタイスコアーにまでこぎ着けた。その後は、一進一退の攻防が続いたが、やや日本が優勢となり、16対14と日本
 が2点リードで、前半戦を終了した。
 後半は、動きの良くなった韓国が、開始から8分で5連取を決め、一気に主導権を握った。しかし、日本もNo.10 山田の
 ブラインドからのシュートやNo.3藤浦のポストシュート等で必死に食い下がり、後半26分にはNo.5田中のカットインシュ
 ートで23対23と同点に追いついた。そして、最後の頑張りを見せるも24対24のドローで終了した。



【大会第3日目 9月25日(木)】


<男子第3戦> 中 国 36 - 24 チャイニーズタイペイ

 〜 中国、チャイニーズタイペイを 振り切り、勝利〜

 本日が初戦の中国は試合の立ち上がり固さもあり、チャイニーズタイペイの1-2-3のプレスディフェンスを
 攻めあぐんだが、開始13分過ぎから4点連取で点差を広げ、動きのもう一つだった前半 を17−13で折り
 返した。
 後半は両チームのゴールキーパーの美技がよく見られる展開の中 ゲームは淡々と進み、15分過ぎから
 前半をリードした中国が着実に得点を重ね、結局中国が36−24でチャイニーズタイペイを下した。



<女子第3戦> 中 国 19 - 17 カザフスタン

 〜中国、苦しみながらも2勝!!〜

 中国のスローオフで始まったこの試合、開始から中国は5番ミュンピンを中心に速い球さばきからサイドシュート、
 ミドルシュートで得点を重ねる。カザフスタンは中国のプレスディフェンスの前にミスを連発するが、途中からは
 体力にものを言わせたディフェンスからじりじりと追い上げ、前半は1点差で終了した。  
 後半もカザフスタンは大型ポストに動きをあわせたプレーで得点、中国は2番ザイツァオのミドルシュートが要所で
 決まるなど、両チーム一歩も引かない攻防を続けた。最後までこのペースは変わらず、カザフスタンのディフェンス
 のスキをついた中国が結局2点差で逃げ切った。



【大会第2日目 9月24日(水)】

<男子第2戦> 韓 国 22 - 22 日 本

 〜 日本 惜しくも韓国と引き分ける! 〜

 日本のスローオフで試合開始、開始13分まで5対5のタイスコアーで進む。
 その後、日本の速攻、中川のロング・シュートが決まり、リードする。
 そのまま、リードした状況で一進一退の攻防を繰り広げ、3点リードのまま前半を終了した。
 後半開始5分で同点に追いつかれるが、日本も踏ん張りを見せ、その後は韓国はユンキョシンの
 ロング・シュート、日本は中川、宮崎のロング・シュートと一歩も譲らぬ攻防が続く。
 日本は、20分から田場を投入し、流れを変えようとする。そのまま、1点を競う白熱したゲームが
 展開され、 残り3秒での日本のフリースローのチャンスを得て宮崎が シュートを狙うも、同点で終了。



<女子第2戦> 韓 国 24 - 22 カザフスタン

 〜速攻の勝利〜

 韓国のスローオフでゲームは始まる。韓国のプレスディフェンスにカザフスタンは攻めきれずミスを連発。
 韓国2番ウーソンヒを中心とした速攻で得点を重ねる。3点差で前半終了。 
 後半、一進一退の攻防が続く。カザフは大型のダブルポストでゲームを展開。
 韓国は早い球さばきで11番イムチョンのミドルシュートで加点。追いすがるカザフを振り切った



【大会第1日目 9月23日(火)】

<男子第1戦> 日 本 26 - 20 チャイニーズタイペイ

  〜日本初戦を飾る !! 〜

 試合開始時から日本は0−6ディフェンス、チャイニーズタイペイは1−2−3でディフェンス。
 互いに速攻で1−1とした後からはチャイニーズタイペイは攻めあぐみ、一方日本は順調に得点を重ね、
 19分には7−2となる。その後日本は突如リズムを崩し22分には7−7の同点となるが、日本はラスト
 5分の3点連取等により、前半は日本が12−9の3点差をつけて終了した。
 後半に入っても一進一退の攻防を繰り返すが、日本は見事なコンビネーションプレイで後半20分には
 21対15とリードする。
 その後は日本が落ち着いたゲーム運びで ディフェンスを引き締め、初戦を鮮やかに飾った。



<女子第1戦> 中 国 21 - 20 日 本

〜日本、追い上げるも、あと1歩届かず 〜

 立ち上がりから両チームともに体を張ったディフェンスにより、警告退場が目立った。
 互いに決め手がないスタートであったが、 開始15分後から中国の速攻が決まりだし、着実に点を重ね
 25分には12対4と8点のリードを奪われた。日本もその後10番センターの山田を中心に果敢に攻めたが、
 中国ディフェンスを崩すことができず、14対7で前半を終了した。
 後半は、開始から日本の7番坂元、3番藤浦のディフェンスがさえ日本のペースで試合が進み、後半12分
 頃には、16対15の1点差まで追い上げた。その後も一進一退の攻防が続き、結局 21対20の1点差で

 惜しくも涙を飲んだ。



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