<平成14年度 第54回全日本総合ハンドボール選手権大会戦評>

12月14日(土) 最終日

女子決勝 第1試合  枇杷島スポーツセンター

広島メイプルレッズ 35 (16-11, 19-17) 28 オムロン     マッチバイザー:江成・松原、レフェリー:浜田・小笠原

 立ち上がりから両チーム共カットイン、ポスト、速攻と点の取り合いとなり、激しい攻防となった。前半15分過ぎから、広島メイプルレッズ7林のステップシュート、8岩本の速攻あたりからゲームが動き出した。しかし、オムロンもDFの間をうまく突き、ポストシュートなどで応戦し、前半を16−11と広島メイプルレッズリードで終了した。
 後半に入り、オムロンは7林、10呉にマンツーマンDFを仕掛けるが、なかなか点差は縮まらないままゲームが進んだ。終盤に入っても広島メイプルレッズはGK12浅井を中心として守りを堅め相手の攻撃を封じ込んだ。最後までオムロンにつけいる隙を与えず、35−28で広島メイプルレッズの快勝であった。

広島メイプルレッズ: 7林=8点、10呉=7点、4青戸=5点、8岩本=5点、14石山=5点、13杉本=3点、9坪井=2点
オムロン: 7冨田=7点、9坂元=4点、3安心院=3点、8佐久川=3点、13水野=3点、21劉=3点、2藤長=2点、15金城=2点、5藤長=1点



男子決勝 第2試合    枇杷島スポーツセンター

ホンダ 34 (17-15, 17-14) 29 湧永製薬
     マッチバイザー:江成・川上、レフェリー:仲田・植村

 優勝の決意を皆に秘めた両チームが立つコートに試合開始の笛が響く。11谷口、18ストックランによりホンダがリードを奪う。湧永製薬もすかさず反撃に転じ13小沢の連取により同点とする。ここからホンダのストックランが獅子奮迅の働きを見せる。一時は5点差をつけられる湧永製薬であったが、小沢、10ブラマニスらの活躍によって2点差の17−15で前半を終えた。
 後半に入ってもホンダの勢いは衰えを見せず、湧永製薬DFに襲いかかる。湧永製薬もブラマニス、小沢に続き6シグルドソンが調子を取り戻し、白熱したゲームが展開される。27分に続けて2名の退場者をホンダが出し、危急存亡の秋を迎えるが、GK1四方の巧セーブなどに助けられる。湧永製薬はオールコートDFで勝負に出るが、ホンダが逃げ切り、栄冠に輝いた。

ホンダ: 18ストックラン=12点、10広政=6点、11谷口=5点、24クリチェンコ=4点、2池辺=3点、5茅場=3点、3羽賀=1点
湧永製薬: 10ブラマニス=9点、13小沢=8点、6シグルドソン=7点、3下川=3点、14森山=1点、19山口=1点

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